使い方
192.168.1.8/30 のように、IPv4 アドレスと CIDR を1つの欄に入力すると、入力に対する計算結果が表示されます。
ドット区切りのサブネットマスクを使う場合も、同じ欄に 192.168.1.8/255.255.255.252 のように入力できます。
入力欄の右端の▲▼でCIDRを1ずつ増減できます。CIDRが未入力なら、最初の操作で /16 が入ります。
入力欄でキーボードの↑↓を押しても同じ操作ができます。
結果枠の「前の範囲」「次の範囲」で、同じサイズの隣接する範囲へ移動できます。
移動先のCIDRをボタンの下に表示し、移動すると入力欄もそのネットワークアドレス/CIDRへ更新されます。
結果の右側のコピーボタンはその値だけをコピーします。 「すべてコピー」は項目名を含めてまとめてコピーします。
IPv6には対応していません。
複数のIP・CIDRをまとめて確認する
「包含計算」タブでは、IPアドレスやCIDRを1行に1つずつ入力します。 すべてを含む最小の単一CIDRと、行どうしの重複・包含関係、重複するIP範囲を表示します。
IPだけの行は1つのアドレスとして扱います。空行は無視します。
サブネットマスクと CIDR の関係
IPv4 アドレスは32ビットです。サブネットマスクは、アドレスのどこまでがネットワーク部で、どこからがホスト部かを表します。 2進数では先頭から1が続き、その後に0が続きます。
255.255.255.0 は2進数で 11111111.11111111.11111111.00000000。先頭の24ビットが1なので、CIDR 表記では /24 です。
残りの8ビットで、同じネットワーク内のアドレスを区別します。
/25 は 255.255.255.128、/26 は 255.255.255.192、/30 は 255.255.255.252 に対応します。
255.0.255.0 のように1と0が途中で入れ替わるマスクは、このツールでは受け付けません。
計算結果の読み方
- ネットワークアドレス: ホスト部のビットをすべて0にした、ネットワークの先頭のアドレスです。
192.168.1.10/24なら192.168.1.0/24になります。入力した IP 自体がネットワークの先頭である必要はありません。 - ブロードキャスト: 通常のサブネットでは、ホスト部のビットをすべて1にした末尾のアドレスです。上の例では
192.168.1.255です。 - 利用可能ホスト範囲・数:
/0〜/30では、先頭と末尾を除いた範囲・数です。/24なら192.168.1.1〜192.168.1.254の254個です。 - 総アドレス数: 指定した範囲に含まれるすべてのIPの数です。32からプレフィックス長を引いた値を指数として、2の累乗で求めます。
/24は2の8乗で256個です。 - ワイルドカードマスク: サブネットマスクの各ビットを反転した値です。
255.255.255.0に対しては0.0.0.255になります。ACL などで使われますが、指定方法は機器ごとに確認が必要です。
ホスト数はアドレスの境界から求めた計算上の値です。予約済み・特殊用途アドレス、ゲートウェイに使う分、機器の設定などは差し引いていません。
アドレスの用途を確認する
有効な計算結果に特殊な用途を持つIPが含まれるは、プライベート・ループバックなどの用途名が表示されます。
入力したIPとCIDR全体の分類は別に扱い、包含計算では算出されたCIDR全体を確認します。
結果表の最終行「アドレスの特殊用途」に用途名を表示し、該当しない場合は「なし」と表示します。
該当する場合は、その行の「詳細」から説明や範囲の内訳を確認できます。
分類はIANA登録簿などを元にしたデータから端末内で判定します。根拠となる登録簿・RFCへのリンクも表示しています。
小さいネットワークの計算例
192.168.1.10/30 は4個のアドレスを含むネットワークです。
境界が4個ごとなので、ネットワークアドレスは 192.168.1.8、ブロードキャストは 192.168.1.11。
利用可能なホストは 192.168.1.9 と 192.168.1.10 の2個になります。
同じ IP でも /26 にすると、ネットワークは 192.168.1.0/26、
ブロードキャストは 192.168.1.63、利用可能なホストは 192.168.1.1〜192.168.1.62 の62個です。
プレフィックスが大きいほど、ネットワーク内のアドレス数は少なくなります。